再販してほしいので書きます(笑)
まずはじめに
①書いてる時点で磯ヒラ歴2年~3年ぐらい
②~70しか釣っていない
③地域性もありビュンビュンに風のある状況ではやらない(当方徳島在住)
以前メインで使っていたヒラロッドは今は亡きダイコーのブルーレーベル、クロスブリード111SRS。磯歩きが拙い自分のモタついたランディングをサポートしてくれる素晴らしい強さでしたが、通うエリアのアベレージの50~60クラスが瞬殺になってしまうのと、キャストやらリトリーブやらが大味になっているなというのに気が付いて、次のロッドを検討しました。
10.6ftにロッドの重量が250g(実計測)、ガイドはバット30番で始まって先端6番。ちょっと特殊なガイドセッティングですがその話はまた後で。
重量に関してですが、磯ヒラロッドでスペック見て「軽いね」「いいロッドだね」なんて言うのは野暮ってもんで、そんなこと言うならラテオ最強やないかいってなります。少なくともパガニズムの持ち感の軽さは特筆すべきところがあると思います。一日振ってもしんどさなんて皆無です。
どういった状況で使っててこのロッドを褒め称えるのかというと、
①ゴロタに点在するハエ根に出来るサラシもしくはそれぞれのピンを狙います
②ヒットした魚を点在する根を超えるためにリフトしなければなりません

わかりにくいですが、一応魚引っ張ってます。魚をリフトして左下の根をこえなければいけないのですが、魚がついた状態でロッドに余裕がないとここで踏ん張れません。自分が出くわす状況にかなりマッチしたパワーを持っています。
③ランディングまでにある程度の長さがないと誘導できません

一応魚が画像の中に(笑)
短いor魚がついた状態で曲がりすぎてしまうロッドだとここでリーダーがいちいち擦られてアタフタしなきゃいけない事態に陥ります。ヒラロッドの中では10.6ftと少々短いですが、ランディング時に実働してくれる部位が長いため、セーフティに魚を誘導し、波を待つことが出来ます。
だいたいは大岩の上に立ってキャスト、足元まで誘導、ゴロタや低いテーブル上の磯まで降りてランディングという過程でキャッチしています。
ここで、公式の説明文をば。
MCワークス15周年 限定モデル“THE PAGANISM”
そのヒラスズキモデルが「PA 106Z-R/S」。◆Length 10’6″ 2ピース Line PE#2-3 Cast max70g Drag max 5kg
◆Guide spec : T-KWSG30L TKLSG16 12 10 8 7 6 6 6 T-MNST6磯のヒラスズキを毎日のように釣り続けている九州のコアなローカルアングラー達にとって、最大の味方であるとともに最大の敵も又、「風」である。
ベイトを接岸させ、警戒心を緩和させるベールを仕立ててくれるありがたい風も、時に釣を成立不可能にしてしまう。
殆ど毎日釣に行く彼らにとって、釣りを成立させる日数をいかに稼ぎ出すかが、細かいテクニック以上に重要なのである。
このモデルは強風を切り裂いてルアーをポイントへ送り届ける為に必要なスペックを抽出して、総合設計を行った特殊なヒラスズキ専用ロッドである。
素材は通常ルアーロッドでは余り使われない程の高弾性素材。それを#1#2共に使用。空気抵抗を極限まで減じる細いブランクを作る為に、一般的な設計パターンから外れた細マンドレルを製作。
しかもスピゴットフェルール(印籠継)とすることで、#1のジョイント付近をも細く仕上げる。レングスはやや短めの10.6ftとすることで、前面投影面積を削減。
当然キャスティングスピードが上がる為、短さのハンデは帳消しとなるどころか、スピーディな手返しと軽快な操作感覚を達成するものである。
このモデルに限り上質コルクグリップを採用。ガイドスペックもT-KTSG6をティップ付近に使用したスーパーフィネスセッティング。
極端にモーメントの少ない操作感を得ることができる。ただし、ガイドが小口径なので、リーダーはヒトヒロ位にしでトップガイドの外に出すことを推奨する。
なんともパリパリ・・・、棒…じゃなかった某LABOを想像する説明文ですが、実際のロッドは結構素直です。ハリは半端じゃないけどネ!
Gクラ的リフティングパワー重視のモチっとした感じよりはUCっぽいと思う。ただ、ティップはある程度は入ってくれます。
公式の説明ガン無視であまり風のある状況では磯には立たないし、リーダーは2.5ヒロ標準でとってるけど、なんら問題ありません。基本設計が優れてるのでしょう、単純にヒラロッドとして高い完成度です。
ガイド&リーダーについて。小さいガイドですが、30LBフロロ2ヒロまたは30LBナイロン2.5ヒロ程度であれば巻き込んでフルキャストしても問題ありません。10gのミノーから40gのトップウォーターまで、安心してフルキャスト出来ます。ただし、ノットの傷は自己責任で。朝~昼までランガンって程度であればそこまで傷も入りません。そもそも、ウネリを伴った微風の状況で狙うことの多い地域なので、足元から順にチョコチョコ投げる状況が多く、ノットが嫌な音を立てて放出される程フルキャストすることがあまりありません。
PEは2号がいいかも。自分はPE2号にナイロンリーダー30LBが糸抜け的にベストセッティングです。ここら辺は地域によりけりですね。ブランクのパワー自体はPE2号適合です。
風速10m/s程度の中でやったことありますが、カチカチに硬いわけでもないのに、風に負けずしっかりルアーを射出してくれます。無風~微風の時は片手でキャストすることが多いですが、スポスポとピンに入ってくれます。ティップがダレるロッドはこれが出来ない&アキュラシーが極端に落ちるので、重宝しています。
WB113R/Sをメインにしている人に振ってもらうと、持ち感の軽さ、感度のよさを指摘されたことがあります。ぶっちゃけ、自分が113Rを持つと、逆の感想を持ちます(笑)
ただ、魚が突っ込んだ時に粘るバットを持っているのは113Rであり、あくまでパガニズムは純ヒラロッドとしての軽快性を突出させたロッドなんじゃないかなーと。
ヒラスズキだけを考えるならめっちゃ使いやすいロッドです。ヒット率を上げるにはルアーを水の動きに同調させて流すことが必要なティップではありますが、バラシ続けているうちに慣れます(笑)
一応60cmぐらいまでは足場とか誘導とかガン無視でごぼう抜きしたことがありますが、もう作っていないロッドってことを考えると、魚にもロッドにも優しいランディングを心掛けた方がいいと思います。
魚を足元であやす分にはロッドの長さに不便を思ったことはないのですが、ゴロタではなく、磯場に点在する正面の大岩の裏を狙いたい・・・!(○戸岬らへんで釣りする人はわかると思います)みたいな状況は単純にリトリーブ時に長さが欲しい時があります。
リールは400gクラスより300gクラスの方がよさそう。自分はシマノ4000番使ってます。
殴り書きにはなりましたが、こんな感じです。
最後に・・・
頼むから再販してくれ!!!
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