インスタントフィッシャーマン

2020年

だったかインスタントアングラーだったか、有名なアングラーが「そーゆーアングラーが増えている」的な意味合いで用いていた言葉だったハズ。検索しても出てこん見間違いだったか・・・?

確かに、ひと昔前に比べれば過程をすっ飛ばして結果を得るアングラーが多いのは明らかである。あ、もちろん自分も含める。即席も即席でここまで来たと自分でも思う。

結果に至る過程にもいろいろな種類があるわけで、「目の前にいる魚をどうやって釣るか」「魚がいる場所をどう見つけるか」「魚をかけてからどうキャッチするか」すべて上手になるにこしたことはない過程だけれども、どれに重きを置くかは人それぞれらしい。

燃料代やら高速代やら片道数千円かけて「釣れる土地」に通うのと、沖磯やらオフショアやらに数千円かけ続けるのと、魚が釣りたいなら後者の方が有意義だと思う。もちろん無課金でポコポコ釣れるに越したことはないけど、その場合だいたい色々な意味でせまっ苦しい環境で釣りをしなくてはならない。

今の自分はどちらかというと「魚が釣りたい」のではなく、「釣りがうまくなりたい」のだ。凡人の自分には厳しい話ではあるけれども、上に挙げたような過程すべてうまくなりたい。だからどっちかと言われたら自分は前者を選ぶ。

そのためには「インスタントアングラー」から脱却せねばならない。ということでSNSを辞めた。とは言っても20代前半(とまだギリギリ言える)で縁をなくす勇気もないので連絡手段としていくつかのアカウントを残しているw

過程の一環として始めたSNSも役目を終えた。当初の目的はレベルの高いアングラーの考えや行動を観察することと、自分の釣果を発信することで自己顕示欲を満たし次のモチベーションにつなげる。数年間続けたが、今の自分にはそれらはもう必要ないかなと感じるようになった。

自分はまだまだ低いレベルにいるだろうけれども、もう今後数十年のんびり楽しむ下地は出来たし、ネットというピントがボケたものに「すがる」時期は過ぎた。もう面と向かってのやり取りだけでいい。

不特定多数に自慢するよりは、「凄いな!」って思ってくれるような仲間や知り合いにだけタイムリーな釣果を伝えるほうが、自分がスッキリしていることにも気づいた。

まぁそれだけなら辞める必要ないじゃんって思うかもしれないけど、数年も続けると「何かと理由をつけて進歩したがらないにも関わらず、声だけがでかくなる人」とか、「交友関係に頼って自分の存在を大きく見せたがる人」とか、「異性関係ワンチャンおじさん」とか、「謎のマウンティングしたがる人」とか、「情報乞食」とかを見るのがしんどくなってきたんです。そういうのが居心地良いと感じ始めたらまたSNS始めます。
あ、「インスタントアングラー」ならぬ「インスタアングラー」もおなかいっぱいw

じゃあブログはどうなんだ・・・?って話にもちろんなるけども、数年続けるとブログに関しては「能動的に情報を取り入れようとする人」に読んでもらえる可能性が高いことが分かったのと、文章を整理して発信すると自分の考えもいくらか体系的になるので細々と続けようと思う。

裂空120

裂空120

この二匹はとある過程を楽して釣ったある意味でのインスタントフィッシュである。数キロのゴロタを持ち帰り、父の誕生日に刺身からすまし汁までフルコースにして振舞った。そういう意味では全然「即席」ではないナ・・・w

コメント

  1. gsn より:

    応援してまっせ!

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